平成24年度主要アマチュア野球大会日程

大会名 日程 会場 前回優勝チーム 優勝チーム
第67回JABA東京スポニチ大会 3月12日〜3月15日 明治神宮野球場QVCマリンフィールド、大田スタジアム JX-ENEOSNTT西日本 JFE東日本
第84回選抜高等学校野球大会 3月21日〜4月1日 阪神甲子園球場 東海大相模(関東・神奈川) 大阪桐蔭(近畿・大阪)
第59回JABA静岡大 4月4日〜4月8日 浜松球場静岡市清水庵原球場 セガサミー トヨタ自動車
第41回JABA四国大会 4月6日〜4月9日 オロナミンC球場アグリあなんスタジアム JR九州 JX-ENEOS
第35回JABA日立市長杯争奪野球大会 4月12日〜4月15日 日立市民球場、日立製作所会瀬球場 JFE東日本 Honda
第55回JABA岡山大会 4月13日〜4月17日 倉敷マスカットスタジアム倉敷市営球場 JR北海道 JFE西日本
第54回JABA長野県知事旗争奪野球大会 4月20日〜23日 長野オリンピックスタジアム、長野県営球場 NTT東日本 東邦ガス
第65回JABAベーブルース杯争奪大会 4月28日〜5月1日 岐阜県長良川球場大垣市北公園野球場 中日ドラゴンズ(二軍) 西濃運輸
第63回JABA京都大会 4月28日〜5月2日 わかさスタジアム京都皇子山球場 ヤマハ NTT西日本
第65回JABA九州大会 5月6日〜5月10日 北九州市民球場北九州市立大谷球場 三菱重工長崎 パナソニック
第43回JABA東北大会 5月10日〜5月13日 仙台市民球場石巻市民球場 新日本石油ENEOS(当時) 住友金属鹿島※
第61回全日本大学野球選手権大会 6月12日〜6月17日 明治神宮野球場、東京ドーム 東洋大(東都大学野球連盟) 早稲田大(東京六大学野球連盟)
第54回JABA北海道大会 6月19日〜6月22日 札幌市円山球場、北海道立野幌総合運動公園硬式野球 トヨタ自動車 JR東日本
第6回世界大学野球選手権大会 7月13日〜7月22日 台湾・桃園国際野球場 キューバ共和国 参加チームの不足により中止
第83回都市対抗野球大会 7月13日〜7月24日 東京ドーム 東京都・JR東日本 横浜市JX-ENEOS
第94回全国高等学校野球選手権大会 8月8日〜8月22日 阪神甲子園球場 日大三(西東京) 大阪桐蔭(大阪)
第37回全日本クラブ野球選手権大会 9月7日〜9月10日 西武ドーム 大和高田クラブ(東近畿・奈良) 滋賀・高島ベースボールクラブ
第65回秋季北海道地区高等学校野球大会 10月1日〜10月7日 札幌市円山球場札幌市麻生球場 北照 北照
第65回秋季東北地区高等学校野球大会 10月5日〜10月9日 福島県営あづま球場、信夫ヶ丘球場 光星学院(青森) 仙台育英(宮城)
平成24年度秋季東京都高等学校野球大会 10月5日〜10月28日 神宮第二球場、都営駒沢球場江戸川区球場府中市民球場昭島市民球場、多摩市一本杉球場、市営立川球場 関東一 安田学園
第127回秋季北信越地区高等学校野球大会 10月13日〜10月21日 HARD OFF ECOスタジアム新潟、三條機械スタジアム、新潟市鳥屋野運動公園球場 敦賀気比(福井) 春江工(福井)
第65回秋季東海地区高等学校野球大会 10月20日〜10月28日 静岡市清水庵原球場、浜松球場 愛工大名電(愛知) 県岐阜商(岐阜)
平成24年度秋季近畿地区高等学校野球大会 10月20日〜11月4日 ほっともっとフィールド神戸 智弁学園(奈良) 京都翔英(京都)
第119回秋季中国地区高等学校野球大会 10月26日〜11月4日 周南市野球場西京スタジアム 鳥取城北(鳥取) 関西(岡山)
第65回秋季関東地区高等学校野球大会 10月27日〜10月31日 上毛新聞敷島球場、高崎城南球場 浦和学院(埼玉) 浦和学院(埼玉)
第131回秋季九州地区高等学校野球大会 10月27日〜11月1日 長崎県営野球場長崎市総合運動公園かきどまり野球場 神村学園(鹿児島) 沖縄尚学(沖縄)
第64回秋季四国地区高等学校野球大会 10月27日〜11月4日 春野総合運動公園野球場、高知市野球場 鳴門(徳島) 高知(高知)
第38回社会人野球日本選手権大会 11月3日〜11月13日 京セラドーム大阪 トヨタ自動車(東海・愛知) JX-ENEOS
第43回明治神宮野球大会高校の部 11月10日〜11月14日 明治神宮野球場明治神宮第二球場 光星学院(東北・青森) 仙台育英(東北・宮城)
第43回明治神宮野球大会大学の部 11月10日〜11月14日 明治神宮野球場明治神宮第二球場 明治大(東京六大学野球連盟) 桐蔭横浜大(関東5連盟・神奈川大学野球連盟)

JABA静岡大会、四国大会、日立市長杯、岡山大会、長野大会、ベーブルース杯、京都大会、九州大会、東北大会、北海道大会、社会人野球日本選手権大会の前回優勝チームは平成22年度のもの。
住友金属鹿島は社名変更に伴い、10月1日付で「新日鐵住金鹿島」に名称変更。

野球に憑かれた男

懐かしい名前が再び野球界に戻ってきた。

鈴木元日大監督が埼玉栄コーチ就任(スポーツ報知)
09年春まで東都大学リーグの日大で監督を務めていた鈴木博識氏(62)が、春夏1度ずつの甲子園出場歴を持つ強豪・埼玉栄(埼玉)のコーチに就任したことが1日、分かった。

 鈴木氏は小山(栃木)のエースとして68年夏の甲子園に出場。日大、三菱自動車川崎でエースとして活躍し、引退後は青森商、日大藤沢、日大の監督を歴任。日大時代にはヤクルト・館山、巨人・村田、長野らスケールの大きな選手を育て上げ、指導力には定評がある。

 埼玉栄は00年春を最後に甲子園から遠ざかっており、今秋も県大会準々決勝で敗退。この日から着任し、選手に初指導した鈴木氏は「指導者生活の集大成として、甲子園出場を目指す。同郷の先輩でもある細淵監督を全面にわたってサポートしていきたい」と意気込みを語った。

私が鈴木コーチの名前を知ったのは2001年(平成13年)春に日大が17季ぶりに東都大学野球一部リーグを制した時、「野球小僧」(白夜書房)に掲載されていたライター・岡邦行氏による日大野球部の密着ルポだったと記憶している。その時に書かれていた情熱的な指導ぶりに、熱いものを感じたことを覚えている。その後も村田修一(巨人)のスラッガーとしての素質を高校時代に見抜いていたエピソードや、入学後からプロ入りまでのエピソード、指揮官としてのエピソードなど、岡氏の日大野球部ルポをずいぶんと読ませていただいた。
また、余談ながら広島、楽天の監督を務めたマーティ・ブラウンが導入した「内野5人シフト」を日大藤沢監督時代(1987年〜1995年)に敷いたこともある(この辺りのエピソードは岡氏の著書「素晴らしき野球小僧-白球を追い続ける男たちの詩」(ぶんか社)に詳しい)。
名門・日大を復活させ、在任中二度のリーグ優勝(2001年春、2004年春。何れも全日本大学選手権準優勝)に導いた鈴木氏も、2006年(平成18年)秋に入れ替え戦専修大に敗れ、二部へ降格。2009年(平成21年)の春季二部リーグ戦終了後に日大野球部監督を辞任後、その名前を聞くことは無くなっていた。久々に表舞台に戻ってきた鈴木氏の手腕と、来年の埼玉大会が非常に楽しみである。

全グループを挙げて・・・?

10月1日付で新日本製鐵株式会社と住友金属工業株式会社が経営統合し、新日鐵住金株式会社が誕生した。
これに伴い、住友金属鹿島硬式野球部(茨城県鹿嶋市)は「新日鐵住金鹿島」に、新日本製鐵広畑硬式野球部(兵庫県姫路市)は「新日鐵住金広畑」に、また新日鐵時代に広域企業チームとしたかずさマジック(新日本製鐵君津)は「新日鐵住金かずさマジック」に、東海REX(新日本製鐵名古屋)は「新日鐵住金東海REX」にそれぞれチーム名を変更している。
さて、この新日鐵住金の誕生、そして郵便局株式会社と郵便事業株式会社の統合による「日本郵便株式会社」の誕生が大々的に報じられたその裏で、もうひとつの大手企業が大きな変化を遂げた。王子製紙である。
これまで王子製紙を中心としていた王子グループが純粋持株会社制、ホールディングカンパニー制へと移行したことで、称号が「王子ホールディングス株式会社」となり、これまでの「王子製紙株式会社」は王子グループの「印刷情報メディアカンパニー」に属する一社となった。それと同時に、2004年(平成16年)の都市対抗野球で優勝した同社硬式野球部(愛知県春日井市)は「王子製紙硬式野球部」から「王子硬式野球部」に、10月3日付でチーム名を変更した。
ただこの名称、恐らくは「全王子グループでバックアップしていく」という意図が込められての変更だと思うのだが、いざ字面にしてみると「うーん・・・」と思ってしまうのは自分だけだろうか・・・。
ちなみに、かつて日本アイスホッケーリーグに参加していた岩倉組(現イワクラ。1979年(昭和54年)に雪印乳業にチーム権を譲渡。現札幌アイスホッケークラブ)は1978年(昭和53年)のシーズン、同様の理由からチーム名を「岩倉」に改称している。王子のアイスホッケー部には「イーグルス」という愛称があるのだから、関係者には一考をお願いしたいところだが・・・。