屈辱、屈辱、アンド、屈辱

アジアリーグアイスホッケー2013-2014は、3月29日、日本製紙クレインズ王子イーグルスを下し、5年ぶり4回目の優勝を果たした。
クレインズアジアリーグ全日本選手権を通じてこれが地元・釧路で初の戴冠ということで、まずはおめでとうと言いたい。
さて、我らが王子イーグルスであるが、クレインズとのプレーオフ・ファイナル第1戦こそ勝利したものの、その後はずるずると3連敗を喫し、2年連続で準優勝という結果に終わった。
今季の王子は、昨シーズンに続く好調ぶりで、全日本選手権のタイトルはクレインズに譲ったものの、アジアリーグ・レギュラーリーグでは12月21日から2月23日まで20連勝を記録、昨シーズンより約2週間早くリーダーズ・フラッグ獲得を決める*1など、39勝3敗(勝点110)というブッチギリの強さを見せた。
ところが、プレーオフセミファイナルではHigh1を3連勝で撃破し、クレインズとのファイナルも先勝し、地元・苫小牧での胴上げに期待がかかりながらそこから失速して3連敗。地元での胴上げを逃したばかりか、2年連続で敵地での胴上げを見せられることになるという最悪の結果に終わった。正直言って、これは1990年(平成2年)の巨人並の屈辱*2と言っていいだろう。
何が原因だったのかは自分の口からはどうこう言えない。しかし、「2年続けて同じ失敗をした」という事実は消えないのだ。地元やOB、さらに会社からも厳しい声が上がっているだろう。首脳陣、選手は「何故こうなったのか」を大いに反省して来季に活かしてもらいたい。そして来季こそ最大目標である三冠(アジアリーグ・レギュラーリーグ、プレーオフ全日本選手権)を達成してもらいたいものである。

*1:昨シーズンのリーダーズ・フラッグ獲得決定は2月16日、今シーズンのリーダーズ・フラッグ獲得決定は2月2日

*2:この年の巨人は桑田真澄の登板日漏洩疑惑がありながら、2位広島に22ゲーム差をつける圧倒的強さで、セ・リーグ史上最速優勝を果たしながら、日本シリーズでは西武に4連敗した