ジンクスは破れたか?〜第34期棋王戦挑戦者決定戦第1局〜

佐藤康光棋王への挑戦者を決める、将棋の第34期棋王戦共同通信社主催)の挑戦者決定戦第1局が行われた。
棋王戦は他の棋戦と違い、敗者復活戦があることが最大の特徴である。勝者組を勝ち抜いた棋士は、挑戦者決定戦で1勝すれば即挑戦者となることが可能だが、逆に敗者組を勝ち抜いた棋士は挑戦者決定戦で2連勝が必要となる。
さらにここ数年は勝者組と敗者組から交互に挑戦者が出ており、一昨年は敗者組優勝の佐藤棋聖(当時)が挑戦権を獲得してそのまま棋王を奪取。昨年は勝者組優勝の羽生二冠(当時)が挑戦権を得ている。順番からすると今回は…。
結果は午後6時2分、69手までで敗者組優勝の久保利明八段が、勝者組優勝の木村一基八段を下し、挑戦権に逆王手。やはりジンクスは生きているのか?注目の第2局は、新年1月7日に大阪・関西将棋会館で行われる。