第76回全日本アイスホッケー選手権大会最終日結果

風が吹いて、奇跡が起きて、ウサギが跳ねた!!第76回全日本アイスホッケー選手権大会最終日は15日、東京都西東京市ダイドードリンコアイスアリーナで決勝が行われ、SEIBUプリンスラビッツ日本製紙クレインズを6−5で下し、前身のコクド時代から通算して2年連続11回目の優勝を決めた。
SEIBUは第1ピリオド18分過ぎに佐藤、田中のパスを受けた石岡が決めて先制。同点に追い着かれた直後の第2ピリオド10分過ぎに田中、パーピックの連続ゴールで逆転するも、直後にクレインズに3連続得点を許し、第3ピリオド5分にも三谷に決められて2点ビハインドを許す苦しい展開。
しかし、SEIBUは7分過ぎに主将・鈴木が決めて1点差に迫ると、12分には内山、鈴木のパスを受けた小原が決めて同点に。さらに17分にはパーピックのパスを受けた鈴木が決めて逆転(場内アナウンスでは逆で発表された)すると、最後は1分半近いクレインズの6人攻撃を凌いで有終の美を飾った。


決勝・SEIBUプリンスラビッツ6(1‐0、2‐4、3‐1)5日本製紙クレインズ


得点者
西:石岡、田中、パーピック、鈴木(2点)、小原
日:原武、伊藤(雅)、西脇、飯村、三谷


なお、これに先立って行われた3位決定戦は王子イーグルスが5−2でHC日光アイスバックスを下して3位に入った。


3位決定戦・王子イーグルス(3‐0、1‐0、1‐2)HC日光アイスバックス


得点者
王:追切(2点)、岩田、齊藤(毅。2点)
日:土田、塚田


また、最優秀選手にはSEIBUプリンスラビッツ・田中豪選手(FW)が選出されている。


それにしても全日本の表彰も寂しくなったなあ…。まだバックスが古河電工で、雪印が在った頃の全日本の閉会式は全チーム全員参加で、表彰も最優秀選手賞の他にも、ベスト6と最優秀新人賞の表彰があって…。つまりそれだけ日本アイスホッケー界が衰退してしまったということで…。
選手一人ひとりが頑張っているように、我々ファンもこの魅力的なスポーツをもっともっと広めていくために、もっと布教活動を頑張らないと!


この日の模様は後日観戦記でアップ予定。