第50期王位戦(新聞三社連合)挑戦者決定リーグ最終戦

深浦康市王位への挑戦権をかけた王位戦挑戦者決定リーグは29日に最終5回戦が一斉に行われ、紅組は4戦全勝で突っ走っていた木村一基八段が郷田真隆九段に敗れたものの、3勝1敗で追っていた羽生善治名人も渡辺明竜王に敗れたために木村の優勝が決定。93年から続いていた羽生名人の七番勝負連続登場は16でストップ。
一方の白組は展開次第で4人のプレーオフになる可能性もあったが、3勝1敗の橋本崇載七段が井上慶太八段に勝ち、同じく3勝1敗の佐藤康光九段は三浦弘行八段に敗れ、橋本七段の優勝が決定。この結果、挑戦者決定戦は木村八段−橋本七段の間で行われることに。木村八段は勝てば棋聖戦に続いての挑戦。橋本七段は昨年の決定戦で羽生名人に敗れた悔しさを晴らすことが出来るか。注目の一戦は6月22日に行われる。