アジアリーグアイスホッケー2009-2010プレーオフ・ファイナル第5戦

大旗は日本海を越えた!!アジアリーグアイスホッケー2009-2010プレーオフ・ファイナル第5戦は28日、北海道釧路市の釧路アイスアリーナで行われ、アニャンハルラが日本製紙クレインズを5-4で下し、韓国勢初のチャンピオンフラッグを手にした。
日劇的な同点劇からサヨナラ勝ちを収めたクレインズはこの日も勢いそのままに第1ピリオド4分に飯塚のゴールで先制。同点とされた直後の14分には西脇が決めると、第2ピリオド10分にはユールのゴールで2点差に広げた。
ハルラは第2ピリオド18分にジョン・オウ、第3ピリオド5分にはパク・ウサンのゴールで同点とすると、クレインズは17分に飯村が逆転のゴールを決め勝負あったかに思われたが、試合終了17秒前、まるで昨日の再現のごとくキム・ギソンが決め前日に続いて延長に突入。迎えた延長4分、ハルラのキム・ウジェがサヨナラゴールを決め、絶体絶命からの生還を果たして激闘に終止符を打った。

第5戦 ハルラ…3勝2敗

ハルラ5(1-2、1-1、2-1、1-0)4日本製紙クレインズ

得点者
ハ:チョン・ビョンチョン、ジョン・オウ、パク・ウサン、キム・ギソン、キム・ウジェ
日:飯塚、西脇、ユール、飯村

なお、プレーオフの表彰は以下の通り。

プレーオフMVP
ブロック・ラドゥンスキ(アニャンハルラ。FW)

最優秀監督賞
シム・ウィシク(アニャンハルラ)


思えば昨年のプレーオフセミファイナルの片方の山がハルラ−クレインズ戦(もうひとつはSEIBUプリンスラビッツ王子イーグルス)で、最終戦までもつれこんだ結果残り17秒で飯村に決められてハルラはファイナル進出を逃した…。そして今日もクレインズの勝ち越し点を挙げたのが飯村…。まさかの同点ゴールが決まったのが残り17秒…。繋がっているんだなあ…。
そして2試合連続でこんな痺れる試合を見せられた釧路の方は興奮したことでしょう。クレインズは残念な結果に終わりましたが、これをバネとしてさらに良いチームになってくれることを期待しております。

最後になりましたが、アニャンハルラの選手、スタッフ、そしてファンの皆様、初優勝おめでとうございます。

さあ、あとは世界選手権か。今年こそ一つ上を目指して日本代表には頑張っていただきたい。