面影

ネット巡回をしていたら、「Baseball Weekend」さんに今夏の都市対抗の神奈川一次・二次予選の組み合わせが出たことが書かれていたので、早速確認をしたのですが、昨年までのものと比べ、随分と予選方式が変わっております。

昨年
1.クラブチームのみの一次予選を行い、上位4チームが二次予選へ。1位、2位はクラブ選手権南関東二次予選へ進出。
2.二次予選から企業チームが合流。敗者復活制のトーナメントで代表権を決める。昨年の場合、代表枠は3枠あったので、第3代表決定戦の敗者は関東二次予選へ進出。

今年
1.クラブチームのみ参加の一次予選3組を行い、各組の優勝チームが二次予選へ進出。
2.一次予選を突破した3チームがそれぞれ企業チーム(新日本石油ENEOS三菱重工横浜、東芝)と対戦し、勝者同士のリーグと敗者同士のリーグに分かれる。勝者組リーグは順位によって代表決定トーナメントに入る場所が違う。敗者組リーグは上位1チームのみ進出。
3.勝者組リーグ3位と敗者組リーグ1位が対戦し、勝者が勝者組リーグ2位と対戦、勝者は勝者組リーグ1位と代表決定戦を行う。敗者は関東二次予選へ進出。

かつては戦前から戦後にかけて阪神の大エースとして活躍した若林忠志を擁した川崎コロムビア(川崎市。現コロムビアミュージックエンタテインメント)、ハガネ打線と称された日本鋼管(川崎市。福山チームと統合し、福山市に本拠地を移転。2003年に川崎製鉄との合併により「JFE西日本」となる)、キューバ人選手が在籍していたこともあるいすゞ自動車(藤沢市)、異色の存在だった横浜そごう(横浜市)といったチームが名を連ね、「王国」と称された神奈川県の社会人球界も、2002年にいすゞ、一昨年に三菱ふそう川崎(川崎市)、昨年には日産自動車(横須賀市)が休部に追い込まれ、今残っている企業チームは新日石東芝、三菱横浜の3チームのみ。出場枠が減らされてしまうのは無理もないと思いますが、それにしても寂しい…。
今残っているチームには神奈川の熱さ、厳しさという伝統をしっかり受け継いでいってもらってもらいたいものです。ガンバレ、神奈川!