戦国東都たる所以

優勝争いが佳境を迎えている東都大学春季一部リーグは今週第6週の2カードが行われ、先週東洋大を下して首位に立った中央大が亜細亜大に先勝しながらその後2連敗、勝点を落として3位に後退し、再び東洋が首位に返り咲き。また、亜細亜が中央から勝点を取ったことで勝点3、6勝3敗(勝率6割6分7厘)として2位に浮上。この結果、現時点で東洋(勝点3、7勝3敗)、亜細亜、中央(勝点3、7勝4敗)が並び、次週の東洋・国士舘大戦で東洋が2勝0敗で勝ち点を取れば中央、亜細亜が勝点4を挙げても勝率で上回るため優勝ということになった。
一方で重症なのが昨秋の覇者・立正大である。今季は各カードの初戦を取りながらその後連敗して勝点逸という戦いを続けており、今週も國學院大戦も初戦を取りながら2回戦、3回戦を落とし、ついに4カード連続勝点逸ということになってしまった。前シーズンの覇者が最下位転落ということになると2005年春の中央以来(このときは亜細亜大が出場停止を受けていたため5校で行われており入れ替え戦は無し)、入れ替え戦敗退による二部降格となると2002年春の駒澤大以来ということになる。昨春、入れ替え戦で粘りを見せ、それを秋のリーグ戦、神宮大会での快進撃につなげただけに意地を見せてもらいたいものだが…。