こんなところまで“西口二世”…

東都大学野球春季リーグの一部・二部入れ替え戦は、青山学院大(二部優勝)先勝の後、立正大(一部6位)が一矢を報い、1勝1敗で迎えた第3回戦が明治神宮野球場で行われ、青学が立正を7-0で下し、1季での一部復帰に成功。立正は昨秋の初優勝→神宮大会制覇から一転、まさかの二部降格という最悪のシーズンとなってしまった。前シーズンの覇者、且つ全国大会を制覇している学校の二部降格は2002年(平成14年)春の駒澤以来。
ちなみに、今秋のドラフト上位候補として名前の挙がる立正のエース・南(4年、県和歌山商)は、同じ右の本格派である西口文也(埼玉西武)と同じ進路を辿っていることもあり、“西口二世”と呼ばれているが、歴史を紐解いてみると、西口も1993年(平成5年)秋の入れ替え戦東京農業大を下して立正初の一部昇格に貢献したものの、翌1994年(平成6年)春の入れ替え戦国士舘大に敗れわずか1季で二部に降格。しかし、秋のリーグ戦で優勝を果たすと入来祐作(元巨人など)擁する亜細亜大を入れ替え戦で下し、後輩たちに一部リーグのステージをプレゼントしてプロ入りを果たしている。南は果たして、大先輩と同じ偉業を成し遂げてプロ入りすることが出来るか否か。