そこまで…!?

羽生善治棋聖深浦康市王位が挑戦する第81期棋聖戦(産経新聞社主催)五番勝負第1局が島根県奥出雲町で行われ、結果は午後6時28分、103手で羽生棋聖が勝ち、3連覇に向けて好スタート。
で、この将棋は角換わり腰掛け銀で進んだんですが、副立会人の井上慶太八段が棋譜コメントに「これは後手に勝ってほしい将棋。同型角換わりの後手番が消えずに済む」云々という発言を残していまして、「この戦型はそこまで深いのか!?」と思った次第。いや、角換わり定跡の変遷は深浦先生の本にも載っていますし、それだけ(素人のこちらが理解出来ないほど)複雑な変化をしていますが。そしてこの将棋を現地からweb観戦記担当として見ていた梅田望夫氏は片上大輔六段から聞いた「2手目△8四歩問題」なる話を書いており(こちら)、これも今後の将棋にどんな影響を与えるのか。もしかしたら、数年後には自分が将棋を見始めた頃と全く違った出だしが流行しているかもしれない…。