第８１回選抜高等学校野球大会出場校（勝手に）予想〜その３〜

最終回の今回は、近畿、中国・四国、九州、２１世紀枠編。

近畿
予想出場枠…６
準々決勝
ＰＬ学園（大阪）７−０報徳学園（兵庫）（７回コールド）
福知山成美（京都）２−０東洋大姫路（兵庫）
金光大阪（大阪）３−２大阪桐蔭（大阪）
天理（奈良）７−４箕島（和歌山）
準決勝
ＰＬ学園３−２福知山成美
天理７−６金光大阪
決勝
天理１−０ＰＬ学園
まず、昨夏全国優勝を果たした大阪桐蔭だが、ベスト４に大阪勢が２校残っているということ、２１世紀枠を除き、同一府県から３校選出しないというセンバツの内規により、出場は絶望的となっている。なので、ここでは大阪桐蔭を除く７校から出場校を予想する。
７校の内、ベスト４の４校はまず確実。また、７０年代に３度の優勝を飾った古豪・箕島も１８年ぶりの出場が確実視されている。久々に甲子園で「ＭＩＮＯＳＨＩＭＡ」のユニフォームが躍動するか。
残る１校は東洋大姫路と報徳の兵庫勢２校による争いだが、報徳はＰＬ戦でのコールド負けが痛い。一方でこの両校は県大会の準決勝で対戦し、４−１で報徳が勝利。この辺りも選考にどう響くか。
中国・四国
予想出場枠…５
中国
準々決勝
倉敷工（岡山）１２−５作陽（岡山）（７回コールド）
鳥取城北（鳥取）１１−１邇摩（島根）（８回コールド）
開星（島根）７−０新庄（広島）（７回コールド）
南陽工（山口）２−１岩国（山口）
準決勝
倉敷工２−１鳥取城北
南陽工４−１開星
決勝
倉敷工４−１南陽工
四国
準々決勝
高松商（香川）２−１明徳義塾（高知）
西条（愛媛）６−０丸亀（香川）
今治西（愛媛）７−３高知（高知）
尽誠学園（香川）７−３鳴門工（徳島）
準決勝
今治西５−２尽誠学園
西条９−０高松商（７回コールド）
決勝
西条２−１今治西
ここも関東・東京地区と同様、両地区合わせて５校出場となる。
このうち、中国地区決勝を戦った２校、また、同一県勢といえ、四国地区決勝を戦った２校も出場は確実と見られる。残る１枠の行方だが、鳥取城北と尽誠学園による争いか。試合内容では鳥取城北が１点差負けで有利（尽誠学園は３点差）。戦力的には尽誠学園がやや有利だが…。高松商は西条戦のコールド負けが痛い。
九州
準々決勝
予想出場枠…４
明豊（大分）５−１秀岳館（熊本）
清峰（長崎）２−１福岡大大濠（福岡）
興南（沖縄）２−０波佐見（長崎）
神村学園（鹿児島）６−５九州国際大付（福岡）
準決勝
清峰６−２明豊
神村学園５−４興南
決勝
清峰４−０神村学園
ベスト４の４校で固いか。福岡大大濠は清峰に善戦したがベスト４入りした４校は特にこれと言ったマイナスポイントも見当たらず、補欠校止まりになりそう。
なお、波佐見は部内暴力の発覚により、推薦を辞退している。
２１世紀枠
出場枠…３
今まではパスしてきた分野ですが、今回は真面目に予想してみようと思います。
まず、今回各地区から推薦されている候補校は以下の９校。

北　海　道…北海学園札幌
東　　　北…利府（宮城）
関東・東京…身延（山梨）
東　　　海…名張桔梗丘（三重）
北　信　越…村上桜ヶ丘（新潟）
近　　　畿…彦根東（滋賀）
中　　　国…呉宮原（広島）
四　　　国…土庄（香川）
九　　　州…大分上野丘（大分）

２１世紀枠は東日本、西日本からそれぞれ１校を選出し、残る１校は選ばれなかった７校から選出するのだが、東日本側は利府、西日本側からは彦根東の選出が有力か。利府は県大会で昨夏代表の仙台育英を下して優勝、東北大会でも強豪を次々下してベスト４入り。選出されない理由が見当たらない。
一方の彦根東はこれが４度目の２１世紀枠候補校選出。近畿地区から過去２１世紀枠の選出が無いことを考えるとそろそろ来てもいい頃では？
残る１校の選出は難しく、北海学園札幌は候補校中唯一の私学という点がマイナス。地域密着という点では村上桜ヶ丘、名張桔梗丘、進学校という点では大分上野丘、困難克服という点では身延辺りが有力だが…。

以上、３回に分けてセンバツ出場校を予想してきたわけだが、果たして実際はどうなるのか。明日、１月２３日の選考委員会の結果を楽しみに待ちたい。