まさかの逆転現象3連発!!〜第81回選抜高等学校野球大会、出場校決まる〜

第81回選抜高等学校野球大会毎日新聞社日本高等学校野球連盟主催。3月21日開幕)の出場校を決める、選考委員会が本日大阪で行われ、一般出場枠29校、21世紀枠3校の計32校の出場校が決定した。顔触れは以下の通り。

北海道
鵡川(5年ぶり3回目)
これは予想通り。
東北
光星学院(青森。3年ぶり4回目)
花巻東(岩手。初出場)
東北大会準優勝の一関学院か、ベスト4の花巻東か。2校目の椅子を巡る争いが注目されたが、好投手・菊池雄星(MAX149キロを誇る、今秋のドラフト候補)を擁する花巻東が初のセンバツ切符。2006年、2008年といずれも希望枠(昨年で廃止)で出場し、今回初の一般出場を狙った一関学院に吉報は届かず。
関東・東京
慶應義塾(神奈川。2年連続8回目)
習志野(千葉。33年ぶり3回目)
高崎商(群馬。3年ぶり3回目)
前橋商(群馬。12年ぶり3回目)
下妻二(茨城。初出場)
国士舘(東京。6年ぶり8回目)
早稲田実(東京。3年ぶり19回目)
今回は高崎商と前橋商の群馬組、慶應義塾早稲田実のライバル組という、2組のアベック出場が実現。特に慶應義塾早稲田実の両校は1956年の第38回選手権大会以来、センバツでは初となるアベック出場。甲子園でも早慶戦が実現するか。
東海
中京大中京(愛知。2年連続29回目)
掛川西(静岡。15年ぶり4回目)
波風立つことなく、順当な結果。
北信越
日本文理(新潟。2年ぶり3回目)
富山商(富山。15年ぶり4回目)
ここも大きな波風はなく、順当な結果。日本文理は3年前県勢センバツ初勝利→8強入りという快挙を成し遂げているだけに、今回はそれ以上の結果が期待される。
近畿
天理(奈良。2年連続19回目)
PL学園(大阪。3年ぶり20回目)
福知山成美(京都。初出場)
金光大阪(大阪。7年ぶり2回目)
箕島(和歌山。18年ぶり9回目)
報徳学園(兵庫。2年ぶり9回目)
5校目までは順当と見て良いが、6番目の椅子に近畿大会コールド負けの報徳学園(準々決勝でPL学園に7−0で7回コールド負け)が逆転で選出!私も6校目は東洋大姫路と見ていただけに少々驚き。
中国・四国
倉敷工(岡山。34年ぶり10回目)
南陽工(山口。3年ぶり4回目)
開星(島根。初出場)
西条(愛媛。4年ぶり6回目)
今治西(愛媛。3年連続11回目)
最後の5校目に開星が滑り込み!ちょうど10年前は中国地区を制覇し、センバツ出場が確実と見られながら、その後不祥事が発覚して推薦を辞退。以後秋季中国大会では出場すればあと一歩でセンバツ、という所まで進みながらセンバツ出場を逃し続けていただけに、喜びもひとしおだろう。
九州
清峰(長崎。3年ぶり2回目)
神村学園(鹿児島。4年ぶり2回目)
明豊(大分。2年連続2回目)
興南(沖縄。26年ぶり3回目)
大きな風が吹くことなく順当に。
21世紀枠
利府(宮城。初出場)
彦根東(滋賀。56年ぶり3回目)
大分上野丘(大分。60年ぶり3回目)
利府、彦根東は予想通り。残る1校の行方が注目されたが、進学校という性質上、限られた練習時間内での工夫した練習が評価された大分上野丘に吉報。

第81回選抜高等学校野球大会は3月13日に組み合わせ抽選が行われ、21日に開幕する。