第64回JABA東京スポニチ大会最終日結果

若さあふれる精鋭が堂々の勝利―。第64回JABA東京スポニチ大会は16日、東京・明治神宮野球場で準決勝・決勝を行い、新日本石油ENEOS三菱重工横浜を4−2で下し、2年連続10回目(日本石油時代を含む)の優勝を果たした。
ENEOSは1回、2番・池辺(慶應大)のソロで先制すると、同点とされた2回には8番・山岡(早稲田大)のツーランで2点を追加。3回には3番・榊原(駒澤大)の適時二塁打で1点を追加すると、その裏に1点を返されたものの、このリードを3投手のリレーで守り切った。
初の決勝進出を決めた三菱横浜だったが、終盤のチャンスであと一本が出無かったのが響いた。


第3試合(決勝)

新日本石油ENEOS
三菱重工横浜


E:○関(武南)、沼尾(文星芸大付)、大川(立教大)
三:●斎藤(圭。東京農大生産学部=三菱ふそう川崎から転籍)、高田(立正大)、永井(日大藤沢)、瀧(優。日大三


新日本石油ENEOSは第36回社会人野球日本選手権大会に、5年連続16回目の出場。


なお、決勝に先立って行われた準決勝は以下のようになった。


第1試合(準決勝)

新日本石油ENEOS
JFE東日本


E:永棟(拓大紅陵)、○大塚(聖望学園。新人)、佐分(亜細亜大。新人)、廣瀬(愛知学院大)、大川(立教大)
J:●須田(早稲田大。新人)、土谷(千葉英和)、塩田(印旛)、松村(東洋大)、三橋(上武大)

ENEOSは1回、4番・磯部(修徳)、5番・柳田(第一経済大)の連続適時打で2点を先制。3回にも二死一、二塁から敵失で1点を追加するとその後も着実に加点して投手陣を助けた。
今大会2勝の須田が先発に上がったJFE東だったが、須田が3回3失点でKOされるなど投手陣がピリッとせず、打線も粘りを見せたもののあと一歩及ばず。


第2試合(準決勝)

Honda
三菱重工横浜 ×


H:●諏訪部(中越)、角田(国際武道大)、河原井(東洋大
三:○亀川(法政大)、ゴンザレス(カープアカデミー)


Hondaは注目の長野(日本大)が先制の一発を放ったものの、その後は得点を挙げられず。三菱横浜は猛打のホンダ打撃陣を亀川、ゴンザレスのリレーで1点に封じ込め、初の決勝進出。


なお、各種表彰選手は以下の通り。


最高殊勲選手賞
池辺啓二外野手(新日本石油ENEOS


敢闘賞
亀川裕之投手(三菱重工横浜)


首位打者
平田大門外野手(新日本石油ENEOS
11打数6安打、5割4分5厘


打撃賞
池辺啓二外野手(新日本石油ENEOS


新人賞
大塚椋司投手(新日本石油ENEOS
須田幸太投手(JFE東日本)


監督賞
大久保秀昭監督(新日本石油ENEOS)