第34期棋王戦五番勝負第5局

挑戦者・久保利明八段が2連勝後、佐藤康光棋王が2連勝して最終局までもつれ込んだ五番勝負第5局が今日、東京将棋会館で行われ、午後6時46分、106手までで久保八段が勝ち、悲願の初タイトル!谷川浩司九段以外の関西棋士によるタイトルホルダーが17年ぶりに誕生した。ここ数年、一日制4時間のタイトル戦に圧倒的強さを見せていた佐藤康光棋王だったが、昨年7月の棋聖位失冠に続き、棋王位も失い、2002年以来の無冠に転落。
これで20年度の将棋界も全てのタイトル及び棋戦優勝者が確定し、後は将棋大賞の発表を待つのみ。まあ、最優秀棋士賞は羽生名人で間違いないとして、他が気になるところですな。久保八段が滑り込んできたことで、どうなるか…。