宣告の日

あの激闘から9日、ついに最終宣告が下される時がやってきてしまった。

西武引受先探し断念、解散が決定…アイスホッケー(スポーツ報知)
アイスホッケーの名門で、今季限りの廃部が決まっていたアジア・リーグの西武の親会社プリンスホテルは31日、チーム全体の引受先企業探しを断念したと発表した。チームは同日で解散し、今後は選手個別に移籍先などを探す。現在チームは社員12人、契約13人の計25選手を抱えている。

 チームの小山内幹雄オーナー代行は東京都内で記者会見し、全国で20社以上と交渉したがまとまらなかったと経緯を説明した。

(以下略)

悔しい。本当に悔しいとしか言いようが無い。
昨年12月の廃部発表以後、1月の“ラビッツクラシック”や2月の全日本選手権で、存続を求める署名にサインしたこと。3月に入ってラビッツのプレーオフ・ファイナルへの進出が決まり、3週にも亘ってダイドードリンコアイスアリーナへ通ったこと。クレインズに敗れた夜、テレビで見た鈴木貴人主将の号泣会見…。時間が許す限り、少しでもアイスホッケーと付き合ってきたこの3ヶ月間は、決して忘れることはないでしょう。


何故チーム全体の移籍に拘ってきたのか?複数のチームでの保有という選択肢はなかったのか?ラビッツは日本アイスホッケー界のリーダーであるという自覚は会社側にあったのか?…などなど、アイスホッケーファンは西武側に対して問い質したいことは山のようにあるでしょう。しかし、こうなってしまった原因は、少なからずも西武側にもあった、ということを私達アイスホッケーファンは覚えておかなければなりません。そして、第二、第三のラビッツが出ないよう、真剣に考えていかなければ、日本アイスホッケー界の未来はないということを自覚して、アイスホッケーを盛り上げていきたいと思う次第です。

最後に、43年もの間日本アイスホッケー界を支えてきた西武グループ関係者の皆様、我が王子製紙アイスホッケー部最高のライバルとして好勝負を繰り広げ、激しく優勝を争い続けてきたことを、王子ファンとして誇りに思います。願わくば、ラビッツを倒して真の復活といきたかった…。


パーピックの今後、いったいどうなっちゃうのかな…。