今年こそジンクスは崩れるのか?〜第22期竜王戦ランキング戦〜

渡辺明竜王への挑戦権を争う挑戦者決定トーナメント入りを賭けた、竜王戦ランキング戦もいよいよ大詰め。昨日は1組決勝と6組決勝が行われ、1組は深浦康市王位が羽生善治名人を、6組は棋聖戦で旋風を巻き起こした稲葉陽四段が長岡裕也四段をそれぞれ下して挑戦者決定トーナメントへ(1組は出場枠が5人あるので、深浦、羽生は既に進出決定済み)。


ところで、竜王戦には「1組で優勝した棋士は挑戦者になれない」という不思議なジンクスがある。過去に挑戦者決定戦(三番勝負)まで進出した例はあるものの、そこからあと2勝が遠いのだ。第19期から、1組優勝者は挑戦者決定トーナメント準決勝から登場するシステムとなり、1勝で挑戦者決定戦行きとなっているが果たして、深浦はジンクスを打破できるのか…。