次なる戦いへ

アジアリーグアイスホッケー2009-2010は昨日レギュラーリーグ全試合が終了。我らが王子イーグルスは6日のクレインズ戦でゲーム・ウイニング・ショット戦の末に勝って2位の座を確定。プレーオフセミファイナルのホームアドバンテージを獲得。また、初参加の東北フリーブレイズ日光アイスバックスとの最終2連戦に連勝し、初参戦ながら5位に入る健闘。菊地尚哉鈴木貴人ら解散したSEIBUプリンスラビッツから主力選手6人が移籍し、躍進が期待されたバックスだが、DF陣の怪我人続出により村井ヘッドコーチが選手登録せざるを得なくなるなど、苦戦。また、年明けには財政上の不安が発覚するなど、来季への不安も覗かせる結果となってしまった。シーズン前体制を大きく変えたチャイナドラゴンはSEIBU入社予定だったGK・井上の健闘及ばず1勝しか挙げられず、1年で最下位に逆戻り。
さて、プレーオフは3月11日から苫小牧と韓国・アニャンで開幕しますが、日本国内ではその前に全日本選手権が苫小牧で開催されます。首都圏開催となった昨年はSEIBUが地元Vを果たしましたが、今年はどうなるか。特に苫小牧を本拠地とする王子は2004-2005シーズンに長野で行われた72回大会を最後に優勝から遠ざかっており、得意の全日本選手権(最多の34回優勝)を弾みにしたいところ。また、前回の地元開催(97-98シーズン)はコクドに敗れて準優勝に終わっているだけに、優勝は至上命令といっても良いでしょう。インカレ優勝の早稲田大、2年生ながら世界選手権代表に選出された重野(父は元クレインズ)擁する中央大をはじめとする大学生チームがトップチームにどんな戦いを見せるかも注目。