明治神宮鎮座90年記念第41回明治神宮野球大会5日目結果

悲願達成なる!明治神宮鎮座90年記念第41回明治神宮野球大会は18日、東京・明治神宮野球場で決勝が行われ、高校の部は日大三(東京)が鹿児島実(九州・鹿児島)を4-1で下して初優勝、大学の部は早稲田大(東京六大学野球連盟)が東海大(関東5連盟・首都大学野球連盟)を2-1で下し、初優勝を飾った。
第1試合(高校の部決勝)
鹿児島実(九州・鹿児島)
000 010 000=1
100 300 00X=4
日大三(東京)
鹿:野田、砂田
三:吉永
本塁打
三:横尾1号ソロ
日大三は1回、一死二塁から三番・畔上(あぜがみ)の右翼への適時打で先制、4回には四番・横尾の一発と吉永の適時打と捕逸で3点を追加し、試合を優位に進めた。吉永は140キロ台後半の速球を武器に3試合連続完投。鹿児島実は前半の失点が大きく、好機を活かせなかった事も響いた。
この結果、来春のセンバツ神宮枠は東京地区に付与されることとなった。


第2試合(大学の部決勝)
東海大(関東5連盟・首都大学野球連盟)
010 000 000=1
000 002 00X=2
早稲田大(東京六大学野球連盟)
東:菅野
早:福井、大石、斎藤
2回、東海は一死二塁から七番・坂口の遊ゴロ内野安打と早稲田の遊撃・松永の一塁悪送球の間に1点を先制。その後は東海・菅野、早稲田・福井の投手戦となり、こう着状態となったが、6回に早稲田は安打と四球から二死満塁のチャンスを掴み、四番・山田の2点適時打で逆転。早稲田は7回、8回を大石、9回を斎藤が完全救援し、5度目の決勝進出で悲願の初優勝を果たした。東海は菅野が好投も打線が早稲田のドラ1トリオを攻略しきれず、春に続いてまたしても涙を呑んだ。


これで2010年の国内の野球の試合はすべて終了(日本代表チームは現在広州で奮闘中ですが)。約2ヶ月間のシーズンオフに突入です。寂しいなぁ…。そしてあっという間に4年間過ぎちゃったなぁ…というのが現時点での感想です。この4年間常に大学球界の中心にいた早稲田と東洋、2校にぶつかり続けた東海、そして熱い戦いを見せてくれたすべての大学球児に感謝。
そして来年は大学野球に興味を持ってくれた観客をどうやって繋ぎ止めるかが課題となる。斎藤がいなくなったから人気が落ちた、なんて言われないよう、関係者の皆さんにはしっかりとした策を講じてもらいたいところである。