第79回全日本アイスホッケー選手権大会6日目結果

14シーズンぶりの快挙達成―。第79回全日本アイスホッケー選手権大会は12日、青森県八戸市のテクノルアイスパーク新井田にて決勝が行われ、日本製紙クレインズが3-1で王子イーグルスを下し、3年連続5回目の優勝を決めた。
両チーム無得点で迎えた第2ピリオド4分過ぎ、王子は齋藤(毅)のゴールで先制、その後はクレインズの攻めを凌ぎ第2ピリオドを終えたが、クレインズは第3ピリオド開始早々の39秒、モジェンコのゴールで追いつくと、19秒後にはヘキモビックがGKの肩口を抜くシュートを決めて逆転。3分過ぎには久保が決めると、その後はGK石川を中心とした堅い守りで王子の反撃を許さなかった。大会3連覇は、コクドが97〜99年に達成して以来。王子は悪夢の第3ピリオド開始1分間。7年ぶりの優勝ならず。


第2試合(決勝)
日本製紙クレインズ
0-0-3=3
0-1-0=1
王子イーグルス
得点者
日:モジェンコ、ヘキモビック、久保
王:齋藤(毅)


なお、決勝に先立って行われた3位決定戦の結果は以下の通り。
第1試合(3位決定戦)
東北フリーブレイズ
1-0-2-1=4
1-0-2-0=3
H.C.栃木日光アイスバックス
得点者
フ:アルバーズ、河本、田中(遼)、田中(豪)
日:塚田、コゼック、尾野
バックスが先行すればブレイズが追いつくという好ゲームは延長の末にブレイズがサヨナラ勝ち。最後に地元の意地を見せた。バックスは8年ぶりの3位をあと一歩のところで逃した。


なお、最優秀選手賞にはクレインズ・小原大輔選手(FW)が選出されている。


18日からはアジアリーグも国内4チームの試合が再開される。既に王子、ハルラのプレーオフ進出が決まっており、残り2枠をどこが掴むのか。そしてプレーオフ進出順位の行方は果たして。