応援しているチームが無くなる、ということ〜Part3〜

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・最後の試合

2009年11月21日、とうとうこの日がやってきてしまった。
日産にとって最後の公式戦となった第36回社会人野球日本選手権大会、1回戦でトヨタ自動車を劇的なサヨナラ勝ちで下し、2回戦でパナソニック、準々決勝で94年の決勝を戦った日本通運を下し、6年ぶり2回目のダイヤモンド旗へ突き進んでいた日産だったが、この日行われたJR九州との準決勝、壮絶な投手戦の末、タイ・ブレークに持ち込まれた勝負は2-2で迎えた延長13回、1年間リリーバーとして粘りの投球を続けてきた秋葉がついに捕まり、一挙4失点。その裏の攻撃も得点を挙げることが出来ずに敗退…。最後の打者、吉浦主将が遊ゴロに倒れた瞬間、日産野球部50年の歴史に幕が下ろされる事になった。
夏、秋ともに頂点にはもう一歩の所で届かなかったが、最後まで諦めない粘りの姿勢と「日産野球ここにあり」という思いは社会人野球ファンに、そして、最後の最後まで奇跡の逆転存続を信じたファン・関係者の思いは、会社上層部に届いたんじゃないかと思います。
またいつの日か、東京ドームに「世界の恋人」が鳴り響く日を信じて…。

そうそう、最後にこれだけはどうしても書いておきたい!
よく「世界の恋人」が日産自動車の社歌である、という風に紹介されることが多々ありますが、「世界の恋人」は日産の社歌ではありません!正式な社歌はちゃんとありますので!そこのところは強調しておきたい!!

それからPart1冒頭の質問の自分の答え。それは、「例えどんな形で無くなろうと、最後まで全力で応援する」これに尽きるのではないかと思います。